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落ちこぼれだったのに、高校3年間の勉強で人生が変わった――。『偏差値35でも有名大学合格! 落ちこぼれの逆転受験術』(朝日新聞出版)を出版した碓井孝介さんは、中学校で習得すべき内容もあやふやなまま「中の下」レベルの高校に進学。「このまま落ちこぼれの人生も楽なんじゃないか」と思っていたところ、担任教師に「洗脳」されて生活を一変させ、偏差値60水準の志望大学に合格し、在学中に司法書士試験に合格、その後は公認会計士試験にも一発合格した経歴を持つ。
「低偏差値から東大、早慶合格という人もいます。でも、その人はもともと潜在的に持っているものが違う可能性が高い。夢を見るのもいいけれど、まずは確実に狙えるところを目標に定めるべき」という碓井さんが、“落ちこぼれ”を脱して人生を変える勉強法を語る。
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「うちの子って、落ちこぼれ?」
そう思ったことはないだろうか。学校のテストも全国模試も偏差値はいつも平均以下、なにより一定時間、机に座って勉強することすらできない。実は、このような子は少なくない。
「成果を上げていると評判のノウハウを取り入れているのに、なぜうちの子だけ?」
この問いに私はいつもこう答える。そういう子には「脱・落ちこぼれのための受験ノウハウ」が必要だと。
その根拠は私自身の勉強人生にある。高校1年生当時の全国模試での偏差値はたったの35。そこから一念発起して猛勉強の末、関西の有名私大群「関関同立」の一角を占める関西学院大学の法学部に現役合格した。大学時代にも、高校時代に構築した受験ノウハウにさらに磨きをかけ、在学中に合格率3%の司法書士試験に合格、その後はわずか1年4カ月の学習期間で最高難度とされる公認会計士試験で一発合格を果たした。
この過程で築き上げたのが、「脱・落ちこぼれのための受験ノウハウ」だ。一般的な受験ノウハウは「ある程度できる人の力をさらに伸ばすためのノウハウ」や「そもそも潜在的に能力がある人が本気を出して大成功をおさめたノウハウ」ばかりだと感じる。でも、平均点以下の多くの子どもたちに必要なのは、思い立った日から受験日までの毎日の生活の仕方や、勉強や志望校に対する考え方、机に向かうためのコツから始める勉強法なのだ。
たとえば、机に向かうためには「儀式」を決める。勉強の前は「トイレにいく」というように、具体的な行動を決めて、勉強時間の前に必ずそれを実践する。パターン化された行動は人を次の行動に駆り立てやすいから、「トイレにいく→机に向かう」と体が覚え込むのだ。「そんな単純なことで……」と疑問に思うかもしれないが、その効果は絶大なのだ。
苦手科目を勉強するときは、得意科目の勉強を5分だけする。このとき苦手科目の教材を開いて机に載せ、その上に得意科目の教材を広げる。5分ほど経って勉強に勢いがついてきたら得意科目の教材は横に放り出して、「そのまま」の体勢で苦手科目の教材にうつる。こうすれば苦手科目の勉強にスムーズに入れる。
さらには問題の解き方。優等生のための勉強法なら、とにかくたくさんの種類の問題に当たれ!と指導するかもしれない。でも、落ちこぼれは、こんな方法は時間の無駄と言ってもいい。私も含め平凡な脳ミソでは、一度解いたり読んだりしただけではほとんど頭に入らないのだから。
勉強が苦手なら知識にタッチする回数を増やすことが大切で、問題を解くときは、同じ問題に何度も取り組まなければいけない。
さらに取り組むときも工夫が必要で、取り組む回数によって勉強の仕方を変える。同じ問題に3回トライするなら、1回目は解こうとするのではなく、問題と解答、そして解説を「読む」ことを心がける。解くのは2回目以降にする。こうすれば問題が解きやすくなり、「解けない→イヤになる」という負のスパイラルを回避できる。
私が声を大にして言いたいのは、本人にふさわしい受験ノウハウがあれば、誰しも有名大に合格することができるということ。勉強する本人の状況や現状のレベルに照らして、最も合ったやり方で勉強をすべきなのだ。だから、子どもを見守る立場から、今の偏差値で志望校を決めないであげてほしい。この時期に、子どもが希望を持つことが、本当に人生を変えることになるのだから。
勉強は本来楽しいもので、人生を好転させる力がある。「できる経験」を積ませることで、一人でも多くの受験生たちがこのことに気付いてくれたらと強く思う。(碓井孝介)
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