2016年4月17日日曜日

脳内を刺激する「読み聞かせ」 東大合格の成果を祖母語る

http://news.livedoor.com/article/detail/11416027/

 本離れが加速していると言われる現在、改めて「読み聞かせ」が注目されている。
 米国は国をあげて読み聞かせの重要性を唱え、英国は1990年代に赤ちゃんのいる家庭に絵本をプレゼントする「ブックスタート」活動が普及した。これにより、子供の基本的な思考能力向上や親子の絆が深まったと報告されている。そして、日本も2001年に「子どもの読書活動の推進に関する法律」を制定し、市区町村が行う0才児健診時などに絵本を贈ったり、全国の小中高で授業が始まる10分前に本を読む「朝の読書」を推進している。
 なぜか?──近年の研究で、読み聞かせが子供の脳の発達に大きな影響を与えることがわかってきたからだ。
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)の著者で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授が言う。
「子供の脳は生まれた直後から8才前後をピークにして、猛烈なスピードで発達しています。特に1~2才の乳幼児は言葉を発音できませんが、実は言語に対する理解が脳内で着々と進んでいる。この段階で本を読み聞かせて子供の脳を刺激すると、言語の理解能力の発達にすごくプラスになります」
 幼少期の子供は意味がわからなくても言葉を覚えるという特性を持つ。実際、瀧教授の息子は2才のとき、時々読んであげていた大人向けの詩を丸暗記したことがあったという。こうした言語能力は将来的な学業成績の向上にも関係する可能性も考えられる。
「読み聞かせは、脳内の言語に関する領域だけではなく、聴覚を担う聴覚野や視覚を担う視覚野など、脳内のさまざまな領域を刺激します。言語機能の発達だけでなく、読み聞かせによって音を学んだり、絵と文章から自分なりに頭の中で想像を巡らせたり、親の読み方や声の調子から感情の動きを学ぶこともある。こうしたすべてが子供の脳の成長につながります」(瀧教授)
 昨年、孫娘が東大に現役合格した兵庫県在住の主婦・A子さん(78才)が振り返る。
「周りから『お孫さん、地頭がいいのね』と言われるけど、そうじゃないんです。孫がお腹にいるときから嫁は絵本を読み聞かせ、生まれてからも童話や児童小説、偉人の伝記などをいつも読み聞かせていました。おかげで孫は、同世代の子供がゲームをする間も読書する本好きに育った。物語の先を読む力も身につけ、小学校の頃からアニメやドラマを見て、“この後はこんな展開じゃないか”と予測していました。幼い頃からの読み聞かせや読書によって脳が鍛えられたのだと思います」

2016年4月15日金曜日

なぜ「偏差値20台から医学部合格できる」と言い切れるのか - 根が素直な子ほど成績が伸びる理由

医系専門予備校メディカルラボ本部教務統括 可児良友=文 

正しい方向で努力をすれば必ず医学部合格できる

この10年間、マンツーマン方式の予備校で医学部受験生を見てきました。

マンツーマン方式の予備校の授業風景。

それ以前の集団授業の予備校のときと比べ、生徒と1人ひとりの状況がより正確に、細部にわたって把握できるようになりました。勉強量や学習方法、得意不得意を含めた学力状況だけでなく、その子の性格や家族の状況まで。それにより、医学部や難関大に合格するのに必要なことは、頭の良さや学力だけではなく、受験生のモチベーションや性格、学習方法や受験校対策、そして受験校の選び方や面接への向かい合い方なども重要だと痛感するようになりました。さらには、家族の関わり方も合格に大きな影響を与えていることが明確になってきました。
同時に、医学部に普通に合格できるはず学力のある生徒が、ちょっとした学習法のこだわりが妨げになって成績が伸び悩んだり、両親の期待が大きすぎてプレッシャーから勉強に集中できなかったりするなど、少し歯車がくるってしまうことで合格するまでに本当に苦労してしまうケースも多く見てきました。
特に医学部を目指す受験生は、親が医師であるケースも多く、両親ともに教育熱心で、本人も将来医者になりたい気持ちが強いがゆえに、かえって歯車が上手く噛み合わないことがあります。医師になりたい気持ちは強くあるのに成績が伸びない受験生、なかなかモチベーションが上がってこない受験生、家族との関係が上手くいっていないように見える受験生も、ちょっと軌道修正し、正しい方向性で真摯に努力をすれば、必ず医学部に合格できるのです。

自分に当てはまる状況や勉強法がある


『偏差値20台から医学部合格したけど、何か質問ある?』可児良友著 講談社

本書『偏差値20台から医学部合格したけど、何か質問ある?』には、この10年間見てきた受験生が医学部に合格するまでの、13のティピカルなストリーを収めました。成績が上がらない、不得意科目を克服できない、長年の浪人生活で惰性に陥っている、受験勉強から長い間遠ざかっていて勘や知識が取り戻せない、などなど。どの受験生が読んでも、自分に当てはまる状況や参考になる勉強法が本書には必ずあるはずです。
また、家族の方が受験生であるお子さんとどう関わったらいいのかを考えるヒントも、たくさん埋め込んであります。 医学部や難関大を目指して頑張っている受験生や将来医者になりたいと考えている生徒、そしてその親御さんに是非参考にしてほしいと思います。
いずれにしろ、今現在の成績が悪くても、医学部や志望校をあきらめる必要など全くありません。この本に出てくる合格した生徒や保護者と今の自分を比べてみて、これでやってみようと思ったことはすぐに実行してください。何か少しでも変化があれば、その先の人生が成功に向けて大きく変わっていきます。
まずは、ここに登場している先輩たちを見習ってみてください。