2015年7月9日木曜日

子どもの朝食「パンだけ」「ご飯だけ」はダメ! 脳トレの川島隆太教授に聞いた、正しい食べ方

http://news.livedoor.com/article/detail/10305374/

子どもの朝食「パンだけ」「ご飯だけ」はダメ! 脳トレの川島隆太教授に聞いた、正しい食べ方
20代の若い世代を中心に、朝食を食べない人の割合が増えている昨今。
そんな中、お母さんたちの多くは、子どもにきちんと朝食を食べさせています。実際、小学生の90%近くが、家で朝ごはんを食べているようです。
ところで、朝ごはんはただ「食べればいい」ものでしょうか? どうやら、そうではないことがわかってきました。
朝ごはんと子どもの“脳”について、『ホットケーキで「脳力」は上がる』(小学館)の著者であり、“脳トレ”の先生としても知られる、東北大学教授・医学博士の川島隆太先生にお話を伺いました。

「朝ごはん」で2割近くも能力に差が出る

1日の元気な始まりに欠かせない「朝ごはん」。一般的に、体や脳のエネルギー源として、ごはんやパンなどの主食をしっかり食べるべき、と言われています。
「朝ごはんをまったく食べないと午前中に何が起こるか? 『やる気がなくなる』『体温が上がらない』など、心身ともに動かない状態になります。同じ人が朝食を食べた場合と食べない場合とを比較すると、おおむね午前中の能力に1~2割の差が出ることがわかっています。
午前中の授業は4時間もありますが、大事な1日の3分の2の授業を、本来の自分の能力の1~2割ころした状態で受けなければならない。これは大きなハンディキャップとなります」
それゆえ、やはり「朝食は食べるべき」と先生。朝食を食べるか食べないか、その習慣によって、学力や体力に差が生じるだけでなく、物事に対する意欲や性格、ストレスの感じ方などにも違いが表れるといいます。

ごはん・パンだけでは「食べないのと同じ」!

「これまでは、朝ごはんを『食べる・食べない』の議論が中心でしたが、最近では朝ごはんの『質』に注目した研究が重視されるようになってきました。朝ごはんに、きちんと『おかず』も食べないと脳が働いてくれない、ということが明らかになってきたのです」
実は、ごはんだけ、パンだけを食べるのでは「朝食を食べないのと同じ」なんだそうです。
これまでは広く、「脳はブドウ糖があれば働く」と思われていましたが、実際にはブドウ糖だけでは脳はスムーズに働かず、栄養バランスを意識したものを一緒に食べないと、十分に機能しないそう。
「朝ごはんを食べている家庭のうち、『おかずを食べていない』という家庭が半数です。つまり朝ごはんを“きちんと”食べていないがゆえに、全体の半数近くの子どもが、自分の能力をころしてしまっている可能性が高い。どちらかというと、(食べる・食べないより)その方が深刻ですね」

パンよりは「ごはん」を

「きちんと『おかず』も食べるという前提で、さらにその上を目指すならば、主食はパンよりお米の方が有利です。ごはんは血糖値の上がり方が緩やかですし、『おかず』をしっかりとれる、という意味でもごはんがいい」
精製された(白い)小麦粉で作ったパンは、栄養のある部分がほぼ取り除かれているため血糖値が急上昇し、体や脳の発達によくない影響をおよぼすとか。さらに、朝食にパンを食べる人は、「おかず」を食べずにパンだけで済ませる場合が多く、栄養が偏りがちに。
総合的にみて、パンよりごはんを食べるほうが、脳そのものがよく発達するだけでなく、勉強をしようという“意欲の脳”にもよい影響を与えるといいます。
それでも、やっぱりパンを食べたいという場合は?
「全粒粉のパンにしていただくとか。私は玄米を使って、自分でパンを作って食べています。大枚をはたいて、パン焼き器を買いまして(笑)。
シリアルなどは、白いパンよりはいいのですが、牛乳をかけるだけで結局、『おかず』をとらずに終わってしまう確率が高くなります。『おかず』を加えないと、朝ごはんを食べたことにならないんです」
朝からしっかり、栄養バランスの整った「おかず」を作ろうと思うと、途端にハードルが高くなりますが、先生は著書の中で、「前の晩に残したものなどでいいので、普段よりおかずを1品、増やすことを心がけてみては」とアドバイスされています。

家族できちんと朝食を食べると「学習意欲」がアップ!

朝ごはんは「質」も大事。そしてやはり、「家族揃って」食べたほうがよい?
「仙台市に住んでいる数万人の子どもたちのデータを調べた結果、『朝、バランスのよいごはんを家族で食べる家庭の子どもは、学習意欲が高い』ということがわかりました。学習意欲が高いと、学力も高い、というオマケもついてきます。
『朝の家族のあり方が、学習意欲を高めるいちばんの要因になっている』というのが、私たちが出した結論です」
さまざまな事情でおそろかになりがちな、「家族揃っての朝ごはん」。
「忙しくて朝からそんな時間はない」という家庭はどうすれば…?

この続きは、こちらの記事をご覧ください。
→“忙しい”ママに喝!? 親子で幸せになる「脳」の作り方を、脳トレの川島隆太教授に聞いた

参考:睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果(文部科学省)

0 件のコメント:

コメントを投稿